Record China 2008年10月9日(木) 7時16分
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8日、世界有数の大手広告代理店3社が共同で制作した意見広告が中国を誹謗、侮辱するものだとして中国側が強く抗議していた件で、3社がこのほど書面にて正式に中国側に謝罪した。写真は中国広告協会と北京五輪組織委が6月に開催した五輪広告の記者会見。
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2008年10月8日、新華社サイト「新華網」は今年7月初旬にインターネット上で公開されたアムネスティ・インターナショナルの意見広告がいずれも中国を誹謗中傷し侮辱するものであり、これを制作した広告代理店3社が中国側の強い抗議を受けて正式に謝罪したと伝えた。
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問題の意見広告は、北京五輪の競技種目である射撃と水泳、重量挙げの3種類をそれぞれのテーマにしていた。「射撃」では、頭に包帯を巻いた囚人服姿の男性が「的」の前に縛りつけられている横で、笑いながら立っている警官の姿が。「水泳」では、警官2人で1人の男性囚人を押さえつけ、その顔をプールに沈めようとしている場面。「重量挙げ」では女性囚人が手足を鎖でバーベルに繋がれている様子を描いている。いずれの広告も、囚人たちの全身に傷やあざや出血の跡があり、中国が常に囚人たちを虐待しているかのように表現。さらに広告の右下角には、「五輪後も人権獲得のための闘いは続く」と書かれていた。
広告を制作したのは米国の「TBWA」「DDB」「Saatchi&Saatchi」の3社。中国政府の度重なる抗議と中国ネット界の強烈な反発を受けて、これら3社は中国政府と国民、北京五輪組織委員会に対し文書にて「中国国民の感情を深く傷つけた」ことを謝罪し、再発防止を誓った。なお、同意見広告は今年のカンヌ国際広告祭で銅賞を受賞したが、8月20日に同広告祭の公式サイトと受賞作品集の中から削除され、9月3日には受賞そのものが取り消しになっている。(翻訳・編集/本郷)
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