「消しゴムフルーツ」など続々、宇宙食の秘密を大公開!―中国

Record China    2008年10月11日(土) 2時55分

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7日、有人宇宙船「神舟7号」の打ち上げ成功に伴い、宇宙食が初めて一般市民にお披露目されると伝えられた。まるで消しゴムのような見た目の果物など、3品目が公開される。

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2008年10月7日、有人宇宙船・神舟7号の打ち上げ成功に伴い、乗組員が実際に食べる宇宙食が初めて一般市民にお披露目されると伝えられた。切手やコインなどのコレクショングッズ販売で全国チェーン展開をする「広天蔵品」が、全国5都市の店舗で「宇宙食展」を開催する。チャイナフォトプレスの報道。

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宇宙飛行士の任務遂行には欠かせない重要な栄養補給源となる宇宙食は、まず第一に安全性が求められるため、原材料の段階から衛生検査を重ねるという。また、栄養バランスも充分な考慮がなされている。宇宙という過酷な環境では体力の消耗が激しく、短時間で必要栄養素が吸収できるよう配慮しなければならない。さらに、一般的な食品と異なるのは包装。ぶつかったり揺れたり、宇宙船が急に加速しても破れないことが要求される。

このほど公開された食品は果物、アイスクリーム、牛肉のスパイス煮の3品目。中でもフリーズドライを施した果物は圧巻で、アルミホイルにくるまれたその形状はまるで小さな消しゴムのよう。これが口に入れると濃厚な果実の味がするという。

中国では70年代から始まった宇宙食の開発は、その開発と生産のほとんどを北京航天医学工程研究所という機関が担当している。一般食品に比べコストも高く、生産工程は複雑で、大量生産は望めないことから、一般の目に触れる機会はほとんどない。(翻訳・編集/愛玉)

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