ペットが子どもの健全な心育てる、研究で明らかに―北京市

Record China    2008年10月14日(火) 21時28分

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9日、一人っ子は成長段階で自己中心的になりやすいとされているが、ペットを飼うことで子どもの孤独感を緩和し、共感する心を育てることがわかった。写真は自閉症の子どもと遊ぶ「犬のお医者さん」。

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2008年10月9日、一人っ子は成長段階で自己中心的になりやすいとされているが、ペットを飼うことで子どもの孤独感を緩和し、共感する心を育てることがわかった。10日付で「中国日報」が伝えた。

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北京師範大学心理学院の「ペットと児童心理の健康に関する研究成果発表会」で最新の調査結果が発表された。03年末から06年まで、北京市の11か所の小学校に通う児童402人をランダムに選出し、研究を行った。

ペットを飼っている児童のうち98.5%の児童が「自分のペットが好きだ」と答え、85.3%の児童が「ペットも自分の事を好きだと思う」と答えた。ペットが好きな原因は、「ペットが可愛い」が76.6%、「ペットがいれば寂しくない」が65.0%、「ペットが家族に楽しみをもたらしてくれる」が60.9%だった。またペットを飼っている家の保護者が考える、ペットが子どもに与える積極的な影響として「弱い者に優しくする」が53.2%、「子どもが孤独を感じない」が43.5%、「子どもが動物に対して強い興味や愛情を持つ」が40.9%だった。

調査を行った北京師範大学心理学院博士課程指導教員の鄭日昌(ジェン・リーチャン)教授は、この研究により、ペットを飼う家庭では、保護者が意識的にペットを利用して子どもを自然や動物の生態に近づけ、子どもの教材のひとつとしてペットを有効活用していることが分かったと述べた。

国家人口・計画生育委員会が06年末に発表したデータによると、中国には9000万人を超える一人っ子がいる。知力の早期開発よりも、健全な性格や心を育てることが同様に重要だとしている。(翻訳・編集/中原)

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