北京ラジオ局の女子アナ、外貨両替トラブルで手錠かけられ連行される―チェコ

Record China    2008年10月13日(月) 7時58分

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12日、北京のラジオ局「北京人民広播電台」の女性アナウンサーらが今月8日、チェコを訪問中に外貨両替トラブルで現地警察官に手錠をかけられ連行された。写真はチェコの首都・プラハ。

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2008年10月12日、「中国新聞網」は北京のラジオ局「北京人民広播電台」の女性アナウンサーらが、訪問先のチェコで外貨両替トラブルを起こし現地警察当局に手錠付きで連行されたと報じた。

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事件はチェコの首都プラハで発生。北京人民広播電台交通ニュース担当の女性アナウンサー、李洋(リー・ヤン)さんと李莉(リー・リー)さん、そしてスタッフらが、オランダでの取材を終えて自費でチェコを訪問。10月8日、首都プラハの両替店で持っていたユーロを現地通貨に両替したところ、店頭表示レートと違うことに気づき店側に抗議。店員がこれを無視したため、李さんらはユーロを戻すよう要求。店員はこれにも応じず、怒った李さんたちはカウンターのガラスの仕切りを手でたたき大声で叫んだ。店側はまったく応じなかったため、彼女たちの1人がカウンター内にあったクレジットカードの読み取り機をつかみ、これを壊した。

両替店は警察に通報。駆けつけた警官は彼女たちにパスポートの提示を求めたが、彼女らはこれを拒否。店側は壊れた読み取り機の弁償を求めたが、彼女らはこれも拒否した。警官らが彼女たちに手錠をかけ警察署に連行しようとしたところ、騒ぎを聞きつけたプラハ在住の中国人がこれを目撃。警官らに抗議すると同時に、中国大使館に連絡。もう1人の中国人がこの光景をすべてカメラに収めていた。

事態を知った中国大使館はただちに警察署に向かい当局と交渉を開始。両替店に賠償金として1500コルナ(約8万3000円)を支払うことで、李さんらは自由の身に。「中国新聞網」はチェコを訪問する中国人に対し、「外貨両替には表示レートに注意する」「警察のパスポート提示要求には従う」「警察官には身分証を提示してもらう」「警官や警察車両を撮影、記録しておく」「警察署では中国大使館に連絡するよう要求する」などの注意事項を付け加えている。(翻訳・編集/本郷)

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