Record China 2008年10月14日(火) 18時49分
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13日、中国公安部(省)国際合作局の担当者が、国営中央テレビ(CCTV)の法律番組に出演し、北京五輪中に発生した米国人旅行者殺害事件における米側との当時のやり取りなどについて語った。写真は事件現場となった北京の「鼓楼」。
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2008年10月13日、中国公安部(省)国際合作局の担当者が、国営中央テレビ(CCTV)の法律番組に出演し、北京五輪中に発生した米国人旅行者殺害事件における米側との当時のやり取りなどについて語った。新華網が伝えた。
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事件は北京五輪が開幕した翌日の9日正午ごろ、北京の観光地「鼓楼」をガイドに案内されていた米国人夫婦が、浙江省出身の男に殺傷された。発生当時はテロ行為の可能性が示唆されたが、米ホワイトハウス報道官と在中国米国大使館はその後、「偶発的な事件で、北京五輪とは関係ない」とのコメントを発表。捜査は、公安部が北京五輪期間中に設置した国際警務連絡センターが担当した。
捜査に加わった公安部国際合作局の胡彬●(=林におおざと、フー・ビンチェン)所長は、事件発生直後に米国連邦調査局(FBI)から電話を受け、その2時間後には米側と緊急会議を開いたと述べた。米側は当初、中国側から情報提供が受けられない可能性を懸念していたが、胡所長は捜査の進捗を米側に逐一報告すると約束。「こうした信頼関係が、(テロではないという)正確な判断につながった」と当時を振り返った。
犯人の身元は、事件発生の翌日に判明。直ちに安全保障情報報告会の席で発表された。同局国際刑事警察工作処の朱明(ジュー・ミン)処長は、番組の最後に「中国政府は柔軟で開放的だ。中国の法律執行部門は、誠実で強い責任感を持っている」と強調した。(翻訳・編集/NN)
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