中国漁船の違法操業が4年で2千件超、取締強化で衝突の可能性も―韓国

Record China    2008年10月15日(水) 12時41分

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13日、韓国は9月下旬に発生した海洋警察員の死亡事故をきっかけに、激増する中国漁船の違法操業に対する取締まり強化を宣言。今後大きな衝突が発生する可能性があるという。写真は8月、河北省から韓国に向かう中国漁船。

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2008年10月13日、韓国「中央日報」の報道によると、韓国は9月下旬に発生した海洋警察員の死亡事故をきっかけに、中国の違法操業漁船に対する取締まり強化を宣言。今後大きな衝突が発生する可能性があるという。「環球時報」が伝えた。

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韓国は2001年に中国と漁業協定の締結および排他的経済水域(EEZ)の設定に同意した後、違法操業漁船の取締りを行ってきた。その結果、2004年〜2007年の4年間で、拿捕した中国漁船2037隻、逮捕した中国人2万896人、韓国側の受領した保釈金は213億5500万ウォン(約18億2400万円)に上っている。

韓国木浦海洋警察によると、違法操業により拿捕された場合の罰金は、3000万ウォン又は5000万ウォン(約262万円又は約427万円)で、中国漁民にとっては非常に巨額であり、これまでにも逮捕を免れるための投石や、鉄パイプや斧による抵抗など、海上での衝突がたびたび発生してきたという。

こうした状況の中、9月23日に海上警察員4人が中国漁船に監禁されて負傷し、「人質交換」によって救出される事件が発生。続く25日には海上警察員が中国漁船に乗り込もうとして海に転落、死亡する事件が発生した。

2つの事件が韓国国内で大きな議論を巻き起こしたことを背景に、韓国海洋警察庁は10月2日、中国漁船の違法操業に対する取締り強化策を発表。巡視艇の増強や高圧噴射機などを配備するとともに、「凶暴な中国船員には銃器の使用も辞さない」との非常事態宣言を行ったという。(翻訳・編集/HA)

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