Record China 2008年10月16日(木) 14時25分
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13日、「ロサンゼルス・タイムズ」紙は、地球上で最も空気汚染が進む16都市が中国にあるとし、特に農村部では木材を燃料としており、多数の喫煙者と相まって家庭内で激しい空気汚染を発生させているとする記事を掲載した。写真は北京の路地に並べられた豆炭。
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2008年10月13日、米紙「ロサンゼルス・タイムズ」は、地球上で最も空気汚染が進む16都市が中国にあり、二ケタ成長を続けていることのマイナス面での結果だとする記事を掲載した。また、農村などの調査を行ったところ、住居内の空気は外の空気の10倍汚染されているという結果が出た。14日付で環球時報が伝えた。
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同紙によると、中国の70%の家庭ではなお炭や木材で暖を取り、男性の半数が喫煙者であるという状況だ。このことが工業大国となった中国の国民の健康を脅かしている。ハーバード大学の調査によると、家庭燃料や喫煙に規制が加えられない場合、今後25年で8300万人が肺がんや呼吸器系疾患で死亡するという。この数字はアメリカ国民の3分の1に相当する。
研究者によると「農村では道路整備も進み、人々は携帯電話を持ち、一見近代化が進んでいるようだ。しかし、家庭内の燃料は旧態依然のまま」と語る。公共衛生政策が機能しなければ危機的な状況になるという見解だ。
一連の汚染事件を受け、中国政府は経済発展がもたらした環境問題に敏感になっている。研究者によると「これだけの経済発展をしている国に汚染問題を解決できないわけがない」と語り、「政府が農村の貧しい人々の生活をどれだけ考えられるか」が問題だという。(翻訳・編集/小坂)
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