Record China 2008年10月17日(金) 23時8分
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17日、三鹿集団のメラミン混入粉ミルクを飲んで死亡した乳児の両親が、製造元の三鹿集団に慰謝料100万元(約1500万円)と損害賠償約9万元を求めて提訴したことが分かった。写真は15日、南京で集中処分された三鹿集団の粉ミルク。
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2008年10月17日、甘粛省蘭州市中級人民法院はメラミン混入粉ミルクが原因で死亡した乳児の両親が、粉ミルクを製造した三鹿集団に対し100万元(約1500万円)の慰謝料と9万元(約135万円)の損害賠償を求めて提訴したことを明らかにした。「中国新聞網」が伝えた。
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三鹿集団が製造した粉ミルクの被害は全国で少なくとも乳児3人が死亡、数万人が腎臓結石を発症。これら被害者の家族らが今後次々と同社を訴えることは確実と見られている。
汚染粉ミルク事件で初の訴訟を起こした原告の移さん夫婦は、07年11月14日に誕生した息子にずっと三鹿集団の粉ミルクを飲ませていた。今年4月になると赤ちゃんの排尿回数が減り、排尿時に大泣きするように。そのうちミルクを飲む量も大幅に減ったため、同30日に病院で診察を受けたところ「腎臓結石と腎機能低下」を患っていると診断された。赤ちゃんはそのまま入院して治療を受けたが、翌日の5月1日に死亡。移さん夫婦は悲しみに沈んだが、赤ちゃんがなぜ腎臓結石になったのか理解できなかった。
今年9月の報道で、移さん夫婦は息子が三鹿集団製粉ミルクを飲んでいたためメラミン中毒で死亡したとわかり、三鹿集団に対し公開謝罪と損害額約9万元、慰謝料100万元を求めて10月13日に提訴した。(翻訳・編集/本郷)
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