Record China 2008年10月20日(月) 17時26分
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20日、杭州動物園の23歳になるパンダが、工事のため置かれていたハシゴで壁をよじ登り逃走を図った。警備員がこのパンダに噛まれ、足に20針の大けがを負った。写真は同動物園のパンダ館。
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2008年10月20日、都市快報によると、杭州動物園のパンダが壁をよじ登り逃走を図った。園内を巡回していた警備員がこのパンダに足を噛まれ重傷を負った。
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午前7時頃パンダに噛まれた警備員は、市内の第4病院へ搬送され、緊急手術を受けるほどの重傷。同病院の外科副主任医師によれば、噛まれたのは足のくるぶしで、肉が食いちぎられており、20針を縫う大ケガ。完治には最低3か月が必要だという。重傷を負った警備員は「運が悪かった、不注意だった」と取材に答え、付き添いの同僚にも「驚いた」と話すばかりで口数は少ない。
逃走を図ったパンダは23歳の「成成(チョンチョン)」。野生のパンダは20歳程度で寿命となるが、飼育されている場合30歳前後まで生きるため、チョンチョンはちょうど「中年」に当たる。04年11月、四川動物園から移され、非常におとなしく、「これまで人を噛むようなことはなかった」と動物園の関係者は話している。事件当時、園内は改装工事中で、チョンチョンは工事用のハシゴを伝って、高さ3mのコンクリート壁をよじ登り、逃走したものと見られている。
専門家は、パンダは好奇心が強く、チョンチョンは長年屋内にいたこともあり、外へ出たくなったのだろうとしている。また、通常パンダは穏和な動物だが、突然人に出くわしたことで、防衛本能から警備員を襲ったと見られている。(翻訳・編集/岡田)
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