豊かになって健康に不安増す、米誌が指摘―中国

Record China    2008年10月21日(火) 17時54分

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20日、中国人の平均寿命が伸びているが、実際には経済発展とともに多くの中国人が健康を損なっていると、19日付の米誌「ニューズウィーク」が指摘した。

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2008年10月20日、環球時報によれば、アメリカの「ニューズウィーク」誌が19日、「健康の時限爆弾」と題する記事を掲載し、中国人の平均寿命が73歳にまで伸びているが、実際には経済発展とともに多くの中国人が寿命を縮めていると指摘した。

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中国は大きな成長を遂げ、食生活も豊かになったが、それとともに病気も増加。また、肉の消費が増えた一方、野菜の摂取量は減少している。2002年の時点で、農村部での脂肪摂取量は20年前と比べ倍増し、都市でも25%も増えた。塩分の摂取量も大幅に増えており、胃がんや心臓病、中風などを引き起こしているという。現在、中国の成人男性は1日に約12gの食塩を摂取していると言われているが、これは推奨される摂取量の2倍に当たる。

運動不足も指摘されている。調査によれば、07年に健康のため運動をした人は3分の1程度に過ぎず、1度テレビをつけると数時間にわたって見続ける人も多いという。喫煙も大きな問題。収入増とともに喫煙者も増え、中国人男性の約6割が喫煙し、世界の喫煙者の3分の1を占めるまでに増えている。

世界保健機関(WHO)は、今後10年間で中国は、心臓病や中風、糖尿病などにより5580億ドルもの予算を費やすことになると予測しているという。(翻訳・編集/岡田)

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