<毒物混入>赤ちゃん用の漢方薬から「ステロイドホルモン」―貴州省

Record China    2008年10月22日(水) 6時54分

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20日、中国で赤ちゃんの湿疹などに効くとされ、人気の漢方塗り薬「苗峰潔膚霜」に、強力なステロイドホルモンである「プロピオン酸クロベタゾール」が含有されていたことがわかった。写真は漢方美容を学ぶ外国人。

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2008年10月20日、中国で赤ちゃんの湿疹などに効くとされ、人気を博していた漢方塗り薬「苗峰潔膚霜」に、強力なステロイドホルモンである「プロピオン酸クロベタゾール」が含有していたことがわかった。鄭州のニュースサイト「大河網」が伝えた。

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問題の塗り薬は、黔東南州苗峰苗族医薬技術有限公司(本社:貴州省黔東南ミャオ族トン族自治州)が製造した「苗峰潔膚霜」。一部の製品に、外用ステロイドホルモン製剤としては最も強力な「プロピオン酸クロベタゾール」が含有していたことが、河南省の新聞「大河報」の報道で発覚した。この塗り薬は、少数民族ミャオ族の間に1000年以上も伝わる秘伝の漢方薬が主成分と謳われ、若い母親を中心に「赤ちゃんの皮膚に安心して使える」などと人気を得ていた。

同公司の代表・王英(ワン・イン)氏は、全国の消費者に向け謝罪し、製品は全て回収し製造を停止したと発表した。原因については、「社内にゴタゴタがあったため会社に不満を持つ人がやったという。内部犯行説の可能性が高い」などと述べている。(翻訳・編集/NN)

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