大足の仏頭盗人、11年逃亡の末ついにお縄―重慶市

Record China    2006年9月8日(金) 16時23分

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盗まれた仏像の頭部。博物館で厳重に保管されている。

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2006年9月6日、重慶(じゅうけい)市にある大足石刻芸術博物館内で、館員が11年前に盗まれた「北山一号」の仏頭を厳重に保管している。今年8月30日、かつて中国中を驚かせた「6・5大足石刻の釈迦牟尼頭像窃盗事件」の主犯の1人とされる陽文徳(ヤンウントー)容疑者が、11年間の逃亡生活の末つい逮捕された。警察の話によると、この盗難事件は1995年6月5日に起こり、警察が駆けつけたところ、すでに仏像の頭部が身体から切り離され持ち去られていた。その後手がかりをたどって主犯の王洪君(ワンフンジュン)を逮捕し、頭像の保管場所を聞き出すとともに、もう1人の主犯陽文徳の居場所を突き止めたが、頭像は発見されたものの、犯人は逃亡したという。1996年、国家文化財窃盗の罪で王洪君に死刑が決定し、陽文徳は全国に指名手配された。陽文徳はその後海南(かいなん)省、広東(かんとん)省、重慶市などを転々としながら逃亡生活を続けたが、今年の6月に重慶市馬家岩(マージャーエン)の建築材料市場で目撃したとの情報がはいり、ついに先日逮捕に至った。盗まれた大足石刻の釈迦牟尼像は、国家文物局によって国家1級文物、つまり重要文化財に指定されているもので、中国ではこうした重要物窃盗などの罪を犯した者に対し、厳罰が適用される。

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