<金融危機>大学向け求人激減、金融関連中心に―中国

Record China    2008年10月25日(土) 9時50分

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24日、米国発の金融危機の影響を受け、中国の中小企業による大学への求人が大幅に減っている。来年就職活動予定の大学生は約600万人増、厳しい就職難が予想される。写真は08年9月、北京で行われた大型就職説明会。

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2008年10月24日、広州日報によると、米国発の金融危機の影響を受け、中国の中小企業の大学への求人が大幅に減っている。一方、来年就職活動予定の大学生は約600万人の増加が見込まれ、就職難が予想される。

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10月に入り、中国の大学内でも求人活動が始まったが、金融危機の影響から求人を出す企業は大幅に減少。成都市にある西南財経大学の就職課は、カルフールや広州の大手洗剤メーカー立白集団からの「金融危機の影響で求人活動を中止する」という告知を、そのまま同校ウェブサイト上で「緊急通知」として転載した。

このほか、金融や保険に関連する企業を中心に、求人を大幅に減らすか取りやめる企業が増えている。広東省広州市の中山大学の就職課によると、証券会社からの求人は現在わずか1社。大企業では例年どおり求人を行うところが多いものの、中小は金融危機による影響が大きいためか、求人が激減している。

こうした現状から就職難が予想されているが、学生たちもただ手をこまねいているわけではない。中山大学のある学生は大手会計事務所の内定を取りつけたが、これはあくまで“滑り止め”。今後も就職活動を続け、海外留学も含めより理想に近い進路を探しているという。またある専門家は、こうした厳しい状況は企業側にとって、優れた人材を手に入れるチャンスだと指摘している。(翻訳・編集/岡田)

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