2008年10月26日、四川省宜賓市で「押し豆腐食品文化祭り」が開催され、その会場に長さと幅4．2m、厚さ9．5cm、重さ1．8tにものぼる世界最大級の押し豆腐が登場し、話題となった。新華社の報道。

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豆腐発祥の地である中国には、豆腐以外にも湯葉や豆乳、燻し豆腐などさまざまな大豆製品が存在するが、「押し豆腐(豆腐乾)」は中でも最もポピュラーな食品のひとつ。豆腐をプレスして脱水し、板状にのばした食品で、凝縮した濃厚な豆の味わいが人気。

四川省宜賓市郊外の南渓県はこの押し豆腐の名産地として有名で、三国時代に起源を発し、清代から盛んに生産されるようになった。07年には四川省人民政府より省内初の「非物質文化遺産」に登録された。このほどの「押し豆腐食品文化祭り」にはイギリスからギネス・ワールド・レコード社のスタッフも駆けつけ、その場で「世界最大の押し豆腐」を認定した。その材料に使った大豆は2500kgだったという。

“豆腐”に関するギネス記録では、過去には四川省剣閣県が重さ3000kgの「世界最大の豆腐」を申請している。このほど南渓県が申請した「押し豆腐」について、英国ギネス本部では“豆腐”と“押し豆腐”の違いがどうしても理解できず、受理をかなり渋った模様。比較写真や再三の説明により、やっと理解を得ることができたという。(翻訳・編集/愛玉)