<メラミン>香港の卵への混入、「環境汚染説が濃厚」―上海市当局

Record China    2008年10月27日(月) 23時20分

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27日、上海市食品薬品監督所は、香港で販売されていた鶏卵からのメラミン検出について、「人為的なものではなく環境汚染によるものだろう」との見方を示した。写真は生産元の大連韓偉養鶏有限公司(06年10月撮影)。

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2008年10月27日、上海市食品薬品監督所の顧振華(グー・ジェンホア)所長は、香港で販売されていた鶏卵からメラミンが検出された件について、「人為的なものではなく環境汚染による可能性が大きい」との見方を示した。「新聞晩報」が伝えた。

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香港のスーパーマーケット「百佳超市」で販売されていた鶏卵から基準を88%オーバーする1kgあたり4.7PPMのメラミンが検出された件に関連し、同監督所の顧所長は「卵に含まれるたんぱく質を増加させる目的で飼料にメラミンを混ぜた可能性は低く、環境汚染の影響を受けた可能性のほうが大きい」との考えを示し、香港食物衛生局が示した見解「養鶏場で使用されている飼料に問題がある」と食い違いをみせた。

一方、上海市食品薬品監管局では「上海市で販売されている生卵の定期検査では、残留農薬などだけでなく重金属に関しても検査対象項目に含めている」とし、「検査合格率は97%以上」と安全性をアピールしている。

また、香港食品安全センターでは「今回検出されたメラミンの含有量は、3歳児が毎日12個の鶏卵を摂取した場合に問題となる量で、市民が万一摂取したとしても極めて微量」としており、香港の関係部門では「現段階では本件を個別の案件と捉え、今後さらに検出された場合は検査の範囲を拡大、強化して行きたい」としている。(翻訳・編集/HA)

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