<続報>帰国しない高級官僚、パリで失踪か?逃亡か?スキャンダルだけが1人歩き―浙江省温州市

Record China    2008年10月28日(火) 11時53分

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10月27日、9月にフランスへ視察旅行に出かけた浙江省温州市鹿城区の楊湘洪区委書記がいまだに帰国しないでいるため、温州市民の間ではさまざまな噂が流れている。写真は楊書記。

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2008年10月27日、フランスに視察旅行に出かけたまま帰国していない浙江省温州市鹿城区委書記について、さまざまな憶測が飛び交っている。「人民網」が伝えた。

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温州市鹿城区の楊湘洪(ヤン・シアンホン)書記は9月30日、同区の視察団を率いて渡仏。その2日後、滞在先のパリで現地在住の娘に会うために団を離れた。視察団の帰国当日、楊書記は電話で「椎間板ヘルニアが悪化し、入院した。長時間椅子に座れないので帰国できない」と連絡。楊書記だけが現地に残ったというもの。

温州市では、楊書記と特別な関係にあるといわれている温州市中心区開発公司の周和進(ジョウ・ホージン)社長が汚職容疑で警察の捜索を受けている最中で、当初は「楊書記も自分の汚職が発覚しそうになったので逃げた」という説が有力だった。ところが警察が押収した周社長のノートパソコン内に周社長とその部下、部下の妻、テレビ局の職員など14人の女性との「わいせつ画像」が保存されていたことが判明し、汚職事件が「セックススキャンダル」に発展した。

目下「スキャンダルに巻き込まれる前に逃亡」説が有力な楊書記だが、22日に温州市当局は幹部数人と医師1人をパリに派遣。26日現在、彼に関する確かな情報は何も得られていないという。「楊書記はパリで失踪したと見せかけて、実は親戚のいるガボン共和国に潜伏している」との情報もあり、憶測だけが1人歩きしている。

温州市当局は「楊氏は病気でフランスに滞在中」との当初の発表を現在も繰り返している。(翻訳・編集/本郷)

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