2008年10月28日、広東省の「広州日報」は、浙江省温州市で05年に開設された龍湾農村合作銀行の成功ぶりを紹介した。同銀行は、4639人の出資者のうち4000人近くが農民。07年の利益は1億1200万元（約16億8000万円）にも上ったという。

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それによると、浙江省では03年、農村信用社改革のモデル地区として全国に先駆けて農村合作銀行への移行が進められた。同省ではすでに、農村合作銀行による農家向けの小額信用貸付や連保貸付が広く実施されている。龍湾農村合作銀行は、1億4000万元（約21億円）の出資金で開設された農業協同組合で、出資者4639人のうち88％にあたる4000人近くが農民だ。同省にはこのほか、同じような農業合作銀行が多数ある。

同行の経営は順調で、今では16支店、32か所の営業拠点を持つまでに成長。04年から3年連続で15％の利益配当があった。07年の預金残高は56億元（約840億円）。貸付金は40億1700万元（約600億円）で、うち60％が農業向け。税引き前利益は1億1200万元（約16億8000万円）にも上った。（翻訳・編集/NN）