慰安婦問題は解決していない?米国務長官の発言に日本が驚き=韓国ネットは「当然」「日本は過去を反省していない」

Record China    2018年1月18日(木) 15時50分

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18日、韓国メディアによると、米国のレックス・ティラーソン国務長官が慰安婦問題をめぐる日韓の対立について「両国においては非常に感情的な問題で、日韓だけが解決できる問題」と述べた。写真は慰安婦問題の解決を求める韓国の「水曜集会」。

2018年1月18日、韓国・中央日報によると、米国のレックス・ティラーソン国務長官が慰安婦問題をめぐる日韓の対立について「両国においては非常に感情的な問題で、日韓だけが解決できる問題」と述べた。

報道によると、ティラーソン国務長官は16日(現地時間)、カナダ・バンクーバーで開かれた朝鮮半島の安全保障問題をめぐる外相級会合後の記者会見で、慰安婦問題に関する質問に対し「(日韓)両国はさらに行うべきことがある。この問題を乗り越えることを願っている」と述べた。さらに、米国の役割について「日韓が問題にうまく対処するよう促すこと」とし、「慰安婦問題が安保協力の障害になってはいけない」と強調した。

これを受け、複数の日本メディアはティラーソン国務長官の発言のうち「両国はさらに行うべきことがある」との部分に注目し、「日本に対して慰安婦問題で追加の対応を要求したものではないか」と指摘している。菅義偉官房長官は同日午後の会見で、「米国が追加の対応を要求したようだが、慰安婦合意を動かさないという方針に変わりはないか」と質問した記者に対し「変わりはない」と答え、「15年末に日韓合意を発表した時も米国の国務長官と大統領補佐官は歓迎の意を示した。昨年3月にティラーソン国務長官が訪日した時も合意への支持を表明した。米国は慰安婦合意を支持し続けている」と強調した。

この報道に、韓国のネットユーザーからは「当然、追加の対応が必要。ティラーソン国務長官はまともな価値観を持った人」「日本は本当にたった10億円で慰安婦問題が解決したと考えているのか?日本が過去を反省していないことは米国だけでなく全世界が知っている」「日本は過去の残酷な性犯罪について、国が主導していた事実を否定している。これを黙って見過ごしてはいけない」など慰安婦問題に対する日本の追加の対応を求める声が寄せられている。

また「日本よりも悪いのは慰安婦問題を終わらせようと主張する韓国人」と主張する声や、「日本の態度を変えるには米国の態度を変えるしかない。慰安婦問題に関して日本が強く出るのは『米国は日本を支持している』と確信しているから。少なくとも、慰安婦問題において米国が日本の味方につくことだけは避けなければならない」と指摘する声の他、「争わずに米国に協力せよと言っているだけ。深い意味はないと思う」と反論する声も見られた。(翻訳・編集/堂本

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