20年ぶりにツツガムシ病が流行、58件の報告例―安徽省

Record China    2008年11月1日(土) 20時58分

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10月31日、安徽省で約20年ぶりにツツガムシ病の流行が確認され、これまでのところまだ死亡例は報告されていないものの、現地では対策を講じるとともに警戒を強めている。写真は上海市公共衛生センター・伝染病棟。

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2008年10月31日、「中国新聞網」の報道によると、安徽省で約20年ぶりにツツガムシ病の流行が確認され、これまでのところまだ死亡例は報告されていないものの、現地では対策を講じるとともに警戒を強めている。

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ツツガムシ病は、野ネズミなどに寄生するダニの一種・ツツガムシが媒介する病気で、刺されると菌が体内に入り、5〜14日の潜伏期の後に高熱を伴って発症する。倦怠感や頭痛とともに身体に発疹が現れ、皮膚にはダニの特徴的な刺し口が見られる。刺し口は水疱から潰瘍化してかさぶたを形成し、また、刺し口近くのリンパ節や全身のリンパ節が腫れる。重症例では多臓器不全などで死亡することもある。感染しやすい時期は秋から初冬にかけてで、予防ワクチンはなく、ダニに刺されないことが唯一の予防法とされている。

安徽省衛生庁によると、同省では20年近く発症例がなかったものの、今年になってすでに58例もの発症が報告されている。発症地域は同省北部地区に集中しており、同庁では該当地区に専門家を派遣し、状況の把握に努めるとともに予防対策告知の徹底を図っている。(翻訳・編集/HA)

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