ATMから偽札?防犯カメラ前、大学生仁王立ちの理由は?―湖北省武漢市

Record China    2008年11月2日(日) 22時19分

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11月1日、男子大学生が銀行のATMで預金を引き出したところ、出てきた100元札1枚に透かしがなかった。このATMから出た100元札であることをなんとか証明しようと、彼は…。

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2008年11月1日、湖北省武漢市で10月31日、銀行のATM(現金自動預け払い機)から偽札らしき100元札が出てきた。その事実を証明するために2時間もその場から動かなかった男性がいた。地元紙「武漢晩報」が伝えた。

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武漢市の華中師範大学の学生、劉さん(男性)は31日午前9時40分に学生寮そばにある中国工商銀行24時間対応ATMコーナーにやってきた。2台あるATMのうち、1台は「使用停止」の表示中。残りの1台には利用者が並んでおり、そこに劉さんも並んだ。数分後、「使用停止」だったATM機が突然使用可能になったため、彼はすばやくそちらへ移り、1600元を引き出した。100元札16枚のうちの1枚に「100」の透かしが入っていなかったため偽札ではないかと思った劉さんは、すぐにその札をATM機上部にある防犯カメラに掲げ、同級生に頼んで同銀行サービスセンターに連絡。同紙記者にも通報するよう頼んだ。

記者が現場に到着したのは午前11時20分。銀行から誰も到着しておらず、劉さんは100元札をカメラの前にかざしたまま動けないでいた。記者が劉さんと中国工商銀行を訪ねて窓口で調べてもらったところ、この透かしのない100元札は本物であるとのこと。銀行側の説明によると、1999年発行の100元札には透かしがなく、2005年に透かし入りの100元札が登場したという。劉さんの同級生は「自分も同じような経験をしたけど、証拠がないので銀行で門前払いされた」と嘆くが、同銀行は「当行のATMに偽札はない」と断言。

銀行側の発言に対し、ニュースのコメント欄には「銀行が偽札を渡すことは中国じゃ常識」「国営銀行でさえ偽札が横行する国で、何を信じればいいの?」「メラミン入りの100元札だったりして」など不信の言葉が並んでいた。(翻訳・編集/本郷)

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