Record China 2008年11月3日(月) 8時59分
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2008年10月30日、韓国通信社・聯合ニュースは「北朝鮮に学ぶべき?中国サッカー界で大論争」との記事を掲載した。写真は今年9月に行われた北朝鮮女子代表と江蘇省女子代表の親善試合。北朝鮮は3対1で圧勝した。
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2008年10月30日、韓国通信社・聯合ニュースは「北朝鮮に学ぶべき?中国サッカー界で大論争」との記事を掲載した。環球時報が伝えた。
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事件の発端となったのは国家体育総局の崔大林(ツイ・ダーリィン)副局長の発言だった。同氏は中国サッカーは低迷し国民の期待に応えられていないとばっさり切り捨て、北朝鮮サッカーに学ぶべきだと提案した。2008年、中国サッカーはまさにどん底となった。男子代表はワールドカップアジア最終予選にすら進出できずに敗退、五輪代表は自国開催にもかかわらず1勝もあげることができなかった。女子代表も五輪でなでしこジャパンに敗れるなどかつての栄光との落差に苦しんでいる。一方、北朝鮮は代表が最終予選に進出、韓国と引き分けるなど健闘を続けている。女子代表もすでにワールドクラスの実力を身につけた。こうした成績を見れば、崔副局長の発言も理解できないわけではない。
しかし北朝鮮サッカーを学べとはつまるところ社会主義的な国家管理を強化せよということにほかならない。これに反発するサッカージャーナリストが一斉に反論の声を上げた。29日、著名なサッカージャーナリスト・李承鵬(リー・ジョンポン)はサッカー報のコラムで「以前われわれはブラジルを、ドイツを、オランダを手本としてきた。北朝鮮に学べというならばわたしだって熱烈に歓迎する準備がある」とからかい、もし北朝鮮に学ぶのならば選手の給与は国家の統一基準で配給され、食事も北朝鮮女子サッカー選手の1日750グラムという基準に習うべきだろうと猛烈に皮肉った。
中国体育報の周継明(ジョウ・ジーミン)氏も北朝鮮も韓国も政策は異なっていても同じく好成績を挙げていると指摘し、選手個人の意識とチームの精神力こそが実力の源になっていると反論、底辺の底上げとプロ化という世界の潮流に逆らうような改革はやめるべきで、北朝鮮に学ぶ、すなわち社会主義スポーツ時代へと逆戻りするような改革には反対を表明している。(翻訳・編集/KT)
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