Record China 2008年11月5日(水) 8時1分
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4日、河南省の国家級貧困地区で10階建ての政府用豪華オフィスビルの建設が進められ、議論を呼んでいる。かつて日本でも「TaxTower」などとやゆされたが、中国でも地方政府の豪華ビル建設が各地で行われている。写真は河南省の農村。
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2008年11月4日、河南省の国家級貧困地区で10階建ての政府用豪華オフィスビルの建設が進められ、議論になっている。地方政府による豪華ビルの建設は、中央政府の抑止政策にもかかわらず全国各地で見られ、専門家は「幹部が責任追及されないことが最大の原因」と分析している。新華社通信(電子版)が伝えた。
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河南省桐柏県は一人あたりの年間平均収入が3000元(約4万5000円)に満たない国家級の貧困地区。この地区で、わざわざ遠方から招いた風水師の意見を参考にして10階建ての政府用豪華オフィスビルの建築が進められており、貧困地区に似合わない「浪費」が地元で非難の的となっている。
地方政府による豪華ビルの建設自粛については、1988年以来中央政府から何度か通知が出ているにもかかわらず、豪華ビルの建設は収まるどころか拡大を続けている。ネット上でも大きな議論が巻き起こっており、「なぜこのお金を市民の福祉に使わないのだ」など、批判意見が圧倒的。
こうした風潮の背景には、豪華ビルは注目を集めやすく、地方政府責任者抜擢のきっかけになるだけでなく、私財を肥やすための隠れ蓑になる、などがある。また、「地方政府間の見栄の張り合いの産物」とも言われている。
豪華ビル建設に歯止めがかからない件について、専門家は「完成後は最終的には認めざるを得ず、幹部の責任が厳格に追及されないことが最大の原因」と分析している。(翻訳・編集/HA)
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