Record China 2008年11月5日(水) 13時59分
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3日、ドイツ紙は「北京市は痰を吐くことをやめた」と題する文章を掲載。北京五輪に向けて列に並ぶなど公共マナーの徹底が行われたが、その結果を評価した。写真は06年2月、痰を吐いた市民を取り囲み、証拠写真を撮る都市管理員。
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2008年11月3日、環球時報によると、ドイツの日刊紙「ディ・ヴェルト」紙は「北京市は痰を吐くことをやめた」と題する文章を掲載した。北京五輪に備えて市民は「文明行為」を学ぶべく努力したが、その成果が見られたという。
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ここ何か月もの間、「お先にどうぞ」というこの言葉を1700万人の北京市民は何度も繰り返し、順番に並ぶことを学んだ。さらに10数か月の間、赤い腕章を身につけた人々がバス停や地下鉄の駅で秩序を守るよう呼びかけを続けていた。車内でも老人や障害者に席を譲る様子が見られた。また、痰を吐こうとする通行人には紙袋が渡された。
中国人民大学が発表した2008年北京五輪期間の「市民公共行為文明指数」と題する観測結果によると、こうした「教育」は良い結果をもたらした。同指数は1万2000人の北京市民や2年以上市内に住む1200人の外地出身者、360の公共施設付近を通った約40万人の通行人、39万の車両に対し、合計3000時間行った調査に基づく。
五輪期間中の同指数は82.68ポイントを示し、05年の65.21ポイントに比べ大きな上昇が見られたという。さらに路上で痰を吐く人は05年に100人中8.4人いたのに対し、08年には0.5人に減った。また、バスなどの車内では98%が老人などを見ると席を譲ったという。北京五輪は無事終わったものの、市民の「文明」練習は続けられなければならない、と「ディ・ヴェルト」紙は言う。(翻訳・編集/小坂)
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