Record China 2008年11月7日(金) 9時6分
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6日、北京市で、全国政治協商会議副主席、中国共産党中央統一戦線業務部部長の杜青林氏はダライ・ラマ14世の特使であるロディ・ギャリ氏、ケルサン・ギャルツェン氏と会見した。写真は杜部長(2007年3月撮影)。
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2008年11月6日、北京市で、全国政治協商会議副主席、中国共産党中央統一戦線業務部部長の杜青林(ドゥ・チンリィン)氏はダライ・ラマ14世の特使であるロディ・ギャリ氏、ケルサン・ギャルツェン氏と会見した。
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杜部長は北京五輪及び有人宇宙船・神舟7号打ち上げの成功、チベット自治区の発展状況などを特使に紹介し、チベットは中国の特色ある社会主義による発展の道を歩んでいるとコメントした。そのうえで、共産党の指導、社会主義、民族自治政策を守ることは憲法の定めることであり、絶対に譲れないと明言した。
また杜部長は領土統一の原則はいかなる時にもゆらぐことはなく、独立も半独立も特殊な独立も絶対に許すことはないとして、「高度な自治」を求めるダライ・ラマ14世の要求を一蹴した。今年3月以来、中国共産党と特使が3回の会談を持ったことだけでも中国政府の誠意と寛大さを示しているとして、一切妥協する可能性はないことを示唆した。
今年3月のチベット暴動以後、欧州を中心とした国際社会の批判を受け、中国政府はダライ・ラマ14世との交渉のテーブルについたが、強硬に原則を主張し一切の妥協を拒否している。先月末にはダライ・ラマ14世が「中国との交渉は失敗だった」と発言するなど失望感が広がっている。そのため、今月にインドで開催される亡命チベット人代表会議において、対話路線の修正が見直される可能性が高い。(翻訳・編集/KT)
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