自動車の台数制限へ、公共交通に3.6兆円投資―北京市

Record China    2008年11月10日(月) 6時29分

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7日、北京市交通委員会主任は北京市における自動車新規登録で、台数制限などを検討していると語った。2009年から12年まで公共交通への累計投資額は2400億元になる見通し。写真は北京の渋滞。

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2008年11月7日、北京交通大学で行われた第4回中国交通高層論壇(中国交通フォーラム)で、市交通委員会の劉小明(リウ・シャオミン)主任は北京市における自動車新規登録の制限について発言した。8日付人民ネットが伝えた。

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劉主任によると、海外の交通事情に鑑み、公共交通の管理が重要だとし、行政・経済などの面から自動車の通行を管理していくと述べた。現在、北京市の自動車総数は340万台近くで、うち210万台が自家用車。もし台数制限をしなければ、3年もしないうちにこの総数は400万台を突破すると見られている。現行の週1日運転を減らすという規制以外にも、新規登録の自動車台数を制限し、ナンバーによって駐車場を振り分け、またその料金徴収基準を設けることなどが検討されている。但し具体的な制限方法は明らかにされなかった。

現在、用地確保や資金面などにおいて最も重点が置かれている項目は鉄道で、2012年に地下鉄の路線距離が420km、2015年には561kmにまで延びる予定。劉主任は15年までに北京市の公共交通への投資額が毎年GDPの5%以上となり、09年から12年までの累計投資額は2400億元(約3兆6000億円)になると述べた。

また劉主任は、北京市の人口や自動車総数の急増により、交通の発展には効率化が重要とし、公共交通を発展させ、高速道路や自動車専用道路建設を優先的に行うと述べた。(翻訳・編集/中原)

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