<四川大地震>龍門山断層帯でボーリング調査開始―四川省

Record China    2008年11月11日(火) 9時58分

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9日、中国政府は、四川大地震のメカニズムを探るボーリング調査を正式に開始。写真は壊滅的な被害を受けた北川チャン族自治県。地震後は町全体が「地震博物館」としてそのまま保存されている。

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2008年11月9日、中国の国土資源部は、科学技術部および中国地震局と共同で、四川大地震のメカニズムを探るボーリング調査を正式に開始した。中国が地震後に断層帯のボーリング調査を行うのは初めて。中国新聞網が伝えた。

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今回の調査プロジェクトでは、震源地となった龍門山断層帯のうち「北川―映秀断層」と「安県―灌県断層」で1200m〜3000mのボーリング孔を4本掘削する。3000mのボーリング孔にはモニタリング機器が設置され、長期的な地震観測も行われるという。期間は2012年12月まで。

中国科学アカデミー会員で今回のプロジェクトで主席科学者として活躍する許志琴(シュー・ジーチン)氏は、「地震のメカニズムを探るためには、速やかに調査を開始することが不可欠。地震後6か月以内に調査を開始した国は、中国が初めてだ」とその迅速性をアピールした。(翻訳・編集/NN)

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