風邪薬の販売を制限、麻薬への悪用を防止―北京市

Record China    2008年11月11日(火) 20時5分

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10日、風邪薬などの薬品に含まれる成分エフェドリンが、犯罪組織の麻薬製造に悪用されるのを防ぐため、北京市では薬局で購入できる風邪薬や咳止めの数を1人1回5箱に制限することになった。写真は北京の薬局。

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2008年11月10日、風邪薬などの薬品に含まれる成分エフェドリンが、犯罪組織の麻薬製造に悪用されるのを防ぐため、北京市では薬局で購入できる風邪薬や咳止めの数を1人1回5箱に制限されることになった。新京報が伝えた。

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北京市薬品監督管理局の叢駱駱(ツォン・ルオルオ)報道官は9日、「エフェドリンを含んだ薬品の販売制限は、通達文書が一両日中に市内の全薬局に配布されるのを待って、即日実施される」と発表した。今回の規定について、叢報道官は「エフェドリンの麻薬製造への悪用を防ぐための特殊な措置」と説明し、「5箱までの制限なので、市民に不便は生じないはずだ」と述べた。

麻薬製造には大量のエフェドリンが必要とされるが、薬局の風邪薬などに含まれるエフェドリンはごく少量。そのため、今回の措置と同時に生産や卸売り段階における流出防止など、管理の徹底強化が当局の最大の任務になる、とも指摘された。

エフェドリンは、局所の鬱血除去や気管支喘息治療のための気管支拡張剤として使用される交感神経興奮剤。漢方では、気管支炎や気管支喘息の薬とされている。(翻訳・編集/NN)

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