Record China 2008年11月12日(水) 19時43分
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2008年11月、米紙は国際戦略評価センターの専門家によるコラムを掲載。中国の神舟7号打ち上げにより国際宇宙ステーションが危機にさらされたと指摘した。写真は小型衛星から撮影した神舟7号。
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2008年11月、米紙ウォールストリートジャーナルは国際戦略評価センターのリチャード・フィッシャー副主任によるコラムを掲載した。同氏は中国の神舟7号打ち上げにより国際宇宙ステーションが危機にさらされたと指摘した。11日、国際先駆導報が伝えた。
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9月27日、神舟7号は中国初となる宇宙遊泳に成功した。同時に重さ40キログラムの小型衛星を放出、宇宙船の写真撮影に成功した。しかし問題はこの後、フィッシャー副主任によれば、小型衛星は4時間後に国際宇宙ステーションからわずか45キロの地点を通過、一歩間違えれば衝突の危険もあったニアミス状態だったことを指摘した。
またフィッシャー副主任は10月9日、神舟7号に関するリポートを発表したが、神舟7号が国際宇宙ステーション付近で衛星を発射したのは共通軌道型衛星攻撃兵器、いわゆるキラー衛星の実験を行うためと推測している。キラー衛星は目標と同軌道に乗り接近、爆発して目標衛星を破壊するという兵器だ。
国際先駆導報は神舟7号の打ち上げに軍事的意図はないと反論、フィッシャー副主任の発言は巷にあふれる中国脅威論の一つに過ぎないと切り捨てた。その一方で、小型衛星の放出と宇宙船との並行飛行は、中国が他国の衛星を捕捉する能力を有したことを意味するとのアメリカの宇宙開発関連専門家のコメントを掲載している。(翻訳・編集/KT)
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