武術少年スカウトし「カンフーサッカー」チーム結成、資金難であえなく解散―北京市

Record China    2008年11月16日(日) 1時35分

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14日、香港映画「少林サッカー」を現実のものに…。今年5月、熱狂的サッカーファンが私財を投じて「カンフーサッカー」チームを結成。だが資金難が続き、チームは解散に追い込まれた。

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2008年11月14日、チャウ・シンチー(周星馳)監督の香港映画「少林サッカー」さながらの「カンフーサッカー」チームが、今年5月に誕生した。熱狂的サッカーファンの男性が私財を投じ、自ら河南省や河北省の武術学校を回って有望な若者をスカウト。だが、資金難が続き、ついにチームは解散の憂き目に。「北京晨報」が伝えた。

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13日午後、北京市朝陽区の道路わきで黄色い功夫服(武道着)を着た若者2人が、サッカーボールをたくみに操りながら中国武術を披露していた。彼らは「カンフーサッカー」チームの一員で、チームのオーナー兼監督は東北出身の熱狂的サッカーファンの孔徳宝(コン・ダーバオ)さんだ。

孔さんは02年に北京市でアパレル関係の会社を起こした。サッカーと中国武術が大好きだった彼は、この2つを融合させたサッカーチームを作ろうと決意。今年3月に資本金10万元(約140万円)で会社を設立し、チームの結成と運営に着手した。孔さんは「中国武術の里」といわれる河南省や河北省から、18歳から19歳の優秀な武術家13人をスカウト。今年5月からは専属のサッカーコーチを招き、選手らにカンフーサッカーを指導してきたという。

選手らには毎月1000元(約1万4000円)の給料を支給していたが、それも滞りがちになり、練習場として借りていた某企業の建設予定地も工事が始まり使用不能に。資金も尽き、練習場もないチームはとうとう解散することになった。選手はバラバラになったが、北京市に残りアルバイトで生計を立てている者もいるとのこと。孔さんは、チーム再結成の夢をあきらめてはおらず、残った選手らとともに現在もスポンサー探しに奔走している。(翻訳・編集/本郷)

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