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14日、中国で石炭の供給過多が進んでいる。石炭の需給関係を見極める上で参考指標となる河北省泰皇島港の石炭在庫は13日現在で917万トンに達し、同港の石炭貯蔵の許容量である900万トンを超えて過去最大を記録した。
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2008年11月14日、14日付新浪網によると、中国で石炭の供給過多が進んでいる。石炭の需給関係を見極める上で参考指標となる河北省泰皇島港の石炭在庫は13日現在で917万トンに達し、同港の石炭貯蔵の許容量である900万トンを超えて過去最大を記録した。
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世界的な景気悪化で、内外ともに石炭需要が急速に縮小していることが背景。工業・情報化部によると、10月は全国の発電量が前年同月比4%減少した。世界的な金融危機の影響を受けて国内企業が減産に動き始めたことから電力需要が落ち込んでおり、火力発電所では石炭在庫が増加。来年1月までの需要を満たす発電所もあるなど、発電所の石炭需要が大きく減退した。
需要減で価格も大幅に下落しており、同港の熱量5800キロカロリーの石炭現物価格は1トン当たり790−810元と前週比10%下落し、5月末以来の低水準となった。石炭の主要産地である山西省のコークス業界団体の関係者によれば、山西省のコークス業では9月以降、価格下落により30億元の損失を出したという。
アナリストは「内陸部などでは石炭供給が依然としてひっ迫しているものの、石炭価格の下落基調は09年も続くだろう」と話した。(翻訳・編集/HI)
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