<北京五輪>チケットブローカー、最多転売案件に判決―北京市

Record China    2008年11月17日(月) 16時36分

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16日、身分証を偽造し他人になりすまして五輪チケット500枚余りを購入し、転売しようとした男2人に懲役1年半と2年、さらに罰金44万元の判決が言い渡された。写真は今年7月、五輪チケット購入のため並ぶ人々。

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2008年11月16日、新京報によると、身分証を偽造して他人になりすまし、五輪チケット500枚余りを購入して、転売しようとしていたとして逮捕された男2人に、違法経営罪の罪で懲役1年半と2年、さらにそれぞれ罰金44万7000元(約625万円)という判決が下された。これは北京市での五輪チケット転売案件として最多枚数。

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41歳で大学院の学歴を持っている何(ホー)という男は、07年3月、広州の弁護士事務所との間で、ある企業の従業員のためにオリンピックチケットの予約・購入を代行する契約を取りつけた。何は定価の50〜60%の手数料などを上乗せし、代金として64万元(約896万円)を受け取り、さらに別の企業からもチケット購入の手付け金として4万元(約56万円)を受け取った。

チケットのオンライン予約を行うには人数分の身分証が必要となるため、友人である付(フー)に協力を依頼。ある建築会社に仕事上必要だと偽って従業員500人分の身分証のコピーを入手。さらに別のルートで2000人余りの身分証の情報も入手し、銀行に920口座を開設。コンピュータ専門学校の学生10数人にオンライン予約の申し込みをさせ、チケット527枚を予約し、代金23万元(約322万円)を支払った。

ところが、チケットは身分証を提示して銀行で受け取ることになっていたため、大量の身分証を偽造しなければならなくなったが、銀行の担当者に身分証の偽造を発見され受け取りに失敗し、その後もチケットの受け取りに失敗。男2人を雇い、偽造した身分証を持たせてチケットを受け取りに行かせたが、再び銀行の担当者に怪しまれてしまい、何と付は警察に身柄を拘束されたのだという。(翻訳・編集/岡田)

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