<北朝鮮>韓国との陸路封鎖は政治絡み、中国からの渡航制限とは「別問題」―中国メディア

Record China    2008年11月19日(水) 15時11分

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19日、北朝鮮が中国からの渡航を制限しているのは電力不足や鉄道補修など単なる技術的な原因によるもので、政治的な思惑による韓国との軍事境界線封鎖や陸路遮断の件とは全く別問題であると中国メディアが報じた。写真は中朝国境(中国吉林省)。

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2008年11月19日、新華社系の国際先駆導報は、北朝鮮が中国からの渡航を制限しているのは電力不足や鉄道補修など単なる技術的な原因によるもので、政治的な思惑による韓国との軍事境界線封鎖や陸路遮断の件とは全く別問題だと報じた。

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遼寧社会科学院で北朝鮮問題を専門に研究している呂超(ルー・チャオ)氏は、中朝国境の街、遼寧省丹東市には登録されているだけでも約200人の北朝鮮人が滞在していると述べた上で、「北朝鮮国内に情勢変化が起きれば、丹東に滞在する北朝鮮人は一斉に帰国を始めるはず。だが今のところ、そうした兆しはない」と強調した。また、同省瀋陽市に窓口を構える北朝鮮の旅行機関によると、確かに中国からの旅行者は12月15日以降、北朝鮮に入国できなくなるが、呂氏はこれも「北朝鮮が年末年始にこうした措置を取るのは毎年のこと。特別驚くような大事件でもない」と指摘。電力不足やインフラの補修などで旅行者が満足できるような環境を維持できないと判断されたためではないか、と述べた。

一部メディアによると、北朝鮮は12月1日以降、韓国との軍事境界線や陸路を封鎖するとされているが、呂氏は「韓国との件は政治的な思惑によるもの。純粋に技術的な原因である中国との件とは切り離して考えるべき」と指摘した。(翻訳・編集/NN)

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