拘束の富豪トップ、極貧生活から成功までの道のり―中国

Record China    2008年11月27日(木) 8時20分

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25日、株価操作の疑いで当局に身柄を拘束された中国最大の家電小売チェーン「国美電器」の創業者・黄光裕氏の極貧生活から成功までの道のりを台湾メディアが伝えた。写真は黄氏。

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2008年11月25日、台湾紙「苹果日報」が、株価操作の疑いで当局に身柄を拘束された中国最大の家電小売チェーン「国美電器」の創業者・黄光裕(ホワン・グアンユー)氏の極貧生活から成功までの略歴を伝えた。

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広東省汕頭市出身の黄氏は、貧しい家庭環境で育ち、最も苦しい時にはくず拾いなどをして家計を助けたという。16歳の時には経済的な理由から中学を中退。17歳で兄とともに故郷を離れ、内モンゴル自治区で商売を始めた。

その後、兄とともに上京し、北京で「国美電器」の看板を掲げて家電販売店を開店した。店舗面積は100平方メートル足らずだったが、黄氏の快進撃はここから始まった。国美電器の業績が急拡大した理由として、「密輸品を売っていた」「ヤミ取引をしていた」など、様々なうわさが現在もささやかれているが、当時は「当局からのおとがめ」はなかったとされている。

1996年以降は不動産などにも事業を拡大して経営の多角化をはかり、一大グループを築いた。その後、黄氏は資本市場に注目、2004年に香港市場で自身が株式支配する別会社に国美電器の株を買わせ、同社の実質的な上場に成功。黄氏の個人資産は105億元(約1470億円)に急増し、「フージワーフ」の選出する中国富豪ランキングのトップに躍り出た。

さらに、06年には米経済誌「フォーブス」の中国富豪ランキングのトップにも初めて選出され、08年にはフージワーフで第1位、フォーブスでは第2位に選ばれるなど輝かしい成功を収めてきた。(翻訳・編集/HA)

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