<調査>60%以上が「病気でも薬を飲まずに我慢」―中国

Record China    2008年11月28日(金) 18時55分

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27日、世界的な調査機関・ニールセンなどが行った最新調査によると、病気にかかった際、薬を飲まずに我慢する割合が最も多いのは中国人だということが分かった。写真は北京の漢方薬店。

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2008年11月27日、世界的な調査機関・ニールセンなどが行った最新調査「薬服用に関するオンライン調査」によると、病気にかかった際、薬を飲まずに我慢する割合が最も多いのは中国人だということが分かった。「生命時報」が伝えた。

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この調査は、中国をはじめ、米国英国など世界51の国・地域の約2万8000人を対象に、欧州セルフメディケーション協会(AESGP)とニールセンがインターネットを通じて行ったもの。

調査結果では、中国人の約3分の2が「病気の初期症状(気分が悪いなど)が現れた段階では薬を飲まず様子を見つつ我慢し、それでも治らなかった場合に初めて薬を飲む」と答え、調査対象地域の中で最も多い割合を示した。また、約2%の中国人は「生まれてこのかた薬を飲んだことがない」と回答したという。

ニールセンではこの結果について、「薬を飲まずに病気が治ることを願う中国人の約70%が『薬もある種の毒』という考え方を持っているからだ」と分析している。

初期症状の段階ですぐに薬を服用する中国人は26%に過ぎず、風邪や鼻炎など比較的症状の軽い病気の場合には、安全性に優れている漢方薬よりも即効性が高い有名ブランドの西洋薬を服用する人が多いという。

また、中国人の約25%は治療よりも予防を重視しており、34%は薬をほとんど服用しないと回答。日頃から健康に自信を持っている人が多いことを示す結果となった。(翻訳・編集/HA)

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