Record China 2008年12月1日(月) 6時51分
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26日、世界的な金融危機を受けて中国政府が先ごろ発表した4兆元の景気刺激策に疑問を投げかけた記事がカナダメディアに掲載された。写真は江蘇省の建設現場。
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2008年11月26日、カナダ紙「the globe and mail」に、「国民が必要としているものは鉄筋コンクリート製の箱物よりも遥かに高い所にある」という題で、中国政府が先ごろ発表した4兆元(約57兆円)の景気刺激策に疑問を投げかける記事が掲載された。28日付で「環球時報」が伝えた。
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記事は「北京政府は経済対策になぜ毎回インフラ施設の整備や大型プロジェクトなどの公共事業投資を選択するのかが知りたい」という文章で始まっている。
次に「確かにブラジルやインドのインフラ施設は中国よりも劣っている」としながら、「中国の健康医療分野などへの支出はGDPの2.4%だが、ブラジルでは同4.7%を占めている」とし、さらに「教育分野へは中国は同3%、ブラジルは同5.4%を投じている」と基本政策の相違を紹介。
続いて「現在の中国経済に必要なことは、輸出依存型から内需依存型への根本的な構造改革である。景気刺激策実施によって成長が維持できたとしても、依然として輸出依存体質は変わらない」と指摘。
最後に「これまでの30年間、国家建設のための大プロジェクトに資源を集中した結果、それなりのインフラ施設は出来あがったが、国内消費を推進する有効的なパワーが不足している。この点の改善は国民を豊かにするとともにGDPの成長にもつながる。なぜなら、国民が求めているものは鉄筋コンクリート製の箱物の建設ではなく、さらに高い所にあるからである」と結んでいる。(翻訳・編集/HA)
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