Record China 2008年12月1日(月) 10時15分
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29日、中国華中地域の気候の変化を観測する湖北省気象局武漢区域気候センターが研究データを発表。温暖化の影響を受け、中国中部の気候が明らかに変化してきている。写真は08年10月14日、日中の最高気温が31度に達した河南省鄭州市。
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2008年11月29日、中国華中地域の気候の変化を観測する湖北省気象局武漢区域気候センターが研究データを発表した。地球温暖化の影響を受け、中国中部地方の気候が明らかに変化してきている。同日付けで新華ネットが伝えた。
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同センターの陳正洪(チェン・ジョンホン)研究員によると、過去100年、特にここ50年間の世界及び中国の温暖化は顕著だという。世界的に春が早く訪れ、秋になる時期が後退しており、植物の生長時期が長くなっているとのこと。例えば1956年以降、中国全省で春が平均2.8日、夏は平均1.6日早く始まり、秋、冬になるのがそれぞれ平均4日、6.1日遅くなっているという。さらに都市部の武漢では春の訪れが9.7日も早まったということで、都市部における「ヒートアイランド現象」が顕著に現れていると言える。
研究では、これら気候の変化が徐々に農業、省エネ、交通、ファッション、季節性の商売など人間のあらゆる面において影響を与えていると指摘する。同センターでは、より長期に渡る観察を要するとして、まずは早急に都市の緑化促進、湖の保護、風の通り道の確保、排熱の抑制、個人の省エネ呼びかけなどを行うことが必要であるとしている。(翻訳・編集/中原)
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