Record China 2008年12月9日(火) 14時14分
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8日、海底資源の状況調査や地震予測などのため、海底の状況をリアルタイムで観測する、中国初の「海底ライブ観測室」が上海沖の海底で09年から着工されるという。写真は四川大地震で大きな被害を受けた北川チャン族自治県。
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2008年12月8日、海底資源の状況調査や地震予測などのため、海底の状況をリアルタイムで観測する、中国初の「海底ライブ観測室」が上海沖の海底で09年から着工されるという。東方早報が伝えた。
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計画を明らかにした同済大学教授で、中国科学院院士の汪品先(ワン・ピンシエン)氏は「上海沖約20km地点の水深約30mの海底に、光ケーブルネットワークを埋設した上で各種観測機器を連結し、リアルタイムで海水の温度変化や海底資源の観測を行っていく」と紹介。さらに、同ネットワークに地震観測機器などを接続し、地震の予測や津波情報の精度向上につなげることも目的としているという。
関係者によると、「海底ライブ観測室」用の観測機器の準備はすでに完了しており、09年初めから建設に着手する予定。工事の根幹をなす光ケーブル関連の費用は1kmあたり200万元(約2800万円)だという。
汪氏は「最新の地震観測機器などを備えたライブ観測室が完成すると、地震発生7秒前の予測が可能になり、防災上重要な意味を持つ」と語り、さらに、「将来的には上海沖50kmの海底に総延長20kmにおよぶ光ケーブルネットワークを敷設し、上海周辺海域全てをカバーできる観測ネットワークを構築したい」と今後の計画を明らかにした。(翻訳・編集/HA)
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