<08年10大ニュース>中国から「粉ミルク」と「四川大地震」―英紙

Record China    2008年12月10日(水) 7時35分

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9日、英・タイムズ紙が08年の10大ニュースを発表した。1位は「アメリカの金融危機」。中国からは「汚染粉ミルク事件」と「四川大地震」がランクインした。写真は四川大地震の被災地。

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2008年12月9日、中国新聞網によると、英タイムズ紙が「2008年の10大ニュース」を発表した。1位はアメリカの金融危機。オバマ氏の大統領当選やムンバイのテロ事件などがランクインしたほか、中国からは「汚染粉ミルク」事件と「四川大地震」がランクインした。

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それによると、「汚染粉ミルク事件」は7位に登場。9月、汚染された粉ミルクを飲んだ赤ちゃんに泌尿器結石が多発したことで、事件が明るみに出た。のちに、国内大手メーカー・三鹿グループなどの製造した粉ミルクから有害物質のメラミンが検出。衛生部による11月末までの統計では、全国の被害乳幼児は総計29万人以上にのぼった。その後の調べで、菓子類や鶏卵、家畜飼料など粉ミルク以外の製品からも有害物質が検出され、被害はさらに拡大。汚染粉ミルクを使用した製品が多くの国へ輸出されていたことから、世界的な問題となった。

「四川大地震」をはじめとする自然災害は10位に登場。四川大地震は、今年5月12日、四川省アバ・チベット族チャン族自治州の[シ+文]川県を震源地に発生した。マグニチュード8.0を記録し、家屋や学校など夥しい建物が倒壊、同年7月の民政部の統計では、死者は約7万人、負傷者は37万人以上にのぼった。震源地に近い地域が壊滅的な打撃を受けたほか、山肌が崩れて河川の水が堰き止められたことでいくつもの地震湖が形成され、決壊寸前にまで至ったことなども記憶に新しい。自然災害は世界的に増加傾向にあり、とくにアジアを中心に増えているという。(翻訳・編集/岡田)

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