<中華経済>鉄鉱石価格交渉、82%の引き下げ要求へ―中国

Record China    2008年12月9日(火) 15時0分

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8日、中国鉄鋼工業協会の単尚華秘書長が、09年度の鉄鉱石価格交渉について、英豪系リオ・ティントなどの資源大手に対し大幅な引き下げを求める考えを示した。

2008年12月8日付新浪網によると、中国の鉄鋼業界団体である中国鉄鋼工業協会の単尚華秘書長が8日、09年度の鉄鉱石価格交渉について、英豪系リオ・ティントなどの資源大手に対し大幅な引き下げを求める考えを示した。

秘書長によれば、鉄鋼価格は現在94年の水準に下落している。鉄鉱石と鉄鋼の価格は同水準を維持しなければならず、鉄鉱石価格の引き下げは必至といえる。

中国がリオ・ティントと妥結した08年度の鉄鉱石価格は1トン当たり92.58米ドル。94年は16.685米ドルだったことを考慮すると、中国側が要求する値下げ幅は82%に達する。オーストラリア・ニュージーランド銀行(ANG)は先ごろ発表したリポートで、中国側の値下げ要求は50%と予想していたが、これをはるかに上回る数値だ。

資源大手が要求に応じた場合、7年ぶりの鉄鉱石値下げとなる。資源各社はこれまで中国の鉄鋼需要拡大を追い風に強気の価格交渉を進めてきたが、中国の需要減退で一転、値下げ圧力が大きくのしかかっている。

同協会によれば、10月は国内の鉄鋼メーカー大手中堅71社の損益の合計が赤字となった。単月赤字は6年ぶり。外需減退による輸出の低迷に加え、国内で鉄鋼製品を大量に使う建設や自動車などの需要が減少したことが響いた。(翻訳・編集/HI)

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