ドイツの中国人留学生、学生証に「国籍:チベット含む中国」の表記―中国メディア

Record China    2008年12月10日(水) 18時34分

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9日、ドイツの中国人留学生が受け取る学生証には、すべて「国籍:中国、チベットを含む」と表記されていることが判明。この不自然な補足表記は必要ないとの声があがっている。写真はドイツ・ベルリンの大学。

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2008年12月9日、ドイツのダルムシュタット工科大学に留学した中国人学生が受け取った学生証の国籍欄には「中国、チベットを含む(China einschliesslich Tibet)」の記載があると伝えられた。この中国人留学生から連絡を受けた「環球時報」の記者が、ドイツ内の他大学に在籍する中国人留学生に確認を取ったところ、全員の学生証に同様の記載がなされていることがわかった。

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フォルクスワーゲン社で働く中国人技術者は「ドイツの納税者で中国国籍を有する人々に交付される証明書も、同様の国籍表記だ」と話す。このような表記法は1959年の「西ドイツ」時代にはじまったという。ドイツ外務省の関係者は「当時、中国はチベット蜂起を鎮圧したばかりだったが、チベットは中国の一部分とする国際的承認は得ていた。だが西ドイツ政府内に反対意見があったため、このような表記にした」と説明。

ベルリン在住の中国人学者は「ドイツ政府は『チベットは中国の一部』と正式に認めているのだから、このような補足表記は削除すべき」と主張。現在、ドイツ各地の中国人留学生組織はこの問題について、ドイツ大学連合会とドイツ連邦政府に訴える準備をしているとのこと。(翻訳・編集/本郷)

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