Record China 2008年12月11日(木) 20時13分
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11日、今年10月に中国からトキのつがいを贈られたばかりの韓国で、早くも「返せコール」が広がっている。写真はトキ。
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2008年12月11日、今年10月に中国からトキのつがいを贈られたばかりの韓国で、早くも「中国に返せ」という声が広がっている。国際先駆導報が伝えた。
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トキの贈呈については、韓国の李明博(イ・ミョンバク)大統領が就任後、朴槿恵(パク・クンヘ)前ハンナラ党代表を特使として中国に派遣し、文書で正式に要請。5月に胡錦濤(フー・ジンタオ)中国国家主席が韓国を訪問した際、中韓首脳会談の席で合意した。これに基づき10月、陝西省のトキ繁殖センターから韓国にオスとメスのトキ2羽が贈られ、2羽は11月から同居を開始、来年3月〜4月頃の産卵が期待されていた。
だが、韓国で「鳥博士」と呼ばれている慶煕大学の尹茂夫・名誉教授らを中心としたグループが「韓国で生活をしたことのないトキが生き延びていけるわけがない。そんなことに巨額の税金を投じる必要があるのか」と強く反対、「中国に戻すべき」と主張している。中国で自然な形でたくさん繁殖させ、韓国に飛んでくるようになれば良い、というのだ。
この「鳥博士」の主張に対し、韓国のネット上では大議論が巻き起こっている。巨額の税金が使われることに反対する人が多い一方で、トキが新しい環境に馴染めないとは限らないと「鳥博士」に反対する意見もある。だが、せっかくの贈り物を「いらない」と言われた中国のネットユーザー達も黙っていない。「だったらすぐに返して欲しい。トキもキムチは好きではないはずだから」と不快感をあらわにしている。(翻訳・編集/NN)
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