Record China 2008年12月12日(金) 16時16分
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11日、中国政府が河北省の汚水処理場の調査を行ったところ、汚泥が未処理のまま放置されて二次汚染の原因となるなど、多くの処理場に問題があることが判明。写真は汚泥処理をしている浙江省寧波市の汚水処理場。
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2008年12月11日、中央政府が先ごろ、河北省の汚水処理場の調査を行ったところ、汚泥が未処理のまま放置されて二次汚染の原因となっているなど、多くの処理場に問題があることが分かった。中国全土に1200か所以上ある汚水処理場でも同様の問題が多数発生していると見られている。中国青年報が伝えた。
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河北省の調査では、次のような例が摘発された。ある処理場が、汚水処理後に発生する汚泥の処理を10数年間にわたって一切行なわず、敷地内の一部に放置していたところ、政府開発部門がその土地の開発を決定。堆積していた汚泥を近隣の川に流して処理し、工事に着工した。今回の調査を受けた際、処理場の責任者と開発責任者は「土地を有効利用し、地元に企業誘致をすることのどこが間違っているんだ」と、法令違反はおろか二次汚染を引起している意識さえなかったという。
関係者はこうした例は全国で見られると指摘する。原因としては、まず、処理場の計画段階で汚泥の処理が考慮されていなかったり、予算に含まれていないこと。次に、専門家の間でも汚泥の有効な処理方法が確定していないだけでなく、低コストの処理方法が見つかっていないことなどが挙げられている。
また、これ以外にも、処理場は完成しているものの汚水を集める配管ネットワークが完成してないため野ざらし状態になっている例や、検査に対応するためだけに建設された処理場など、問題は多く存在するという。(翻訳・編集/HA)
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