<金融危機>管理職の給与3分の1カットへ!不景気が民間航空会社直撃―中国

Record China    2008年12月14日(日) 6時55分

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12日、金融危機による景気停滞が中国の航空業界に大きな影響を与え始め、民間航空会社・春秋航空公司では会社の危機を乗り切るため、すでに管理職の給与の3分の1をカットしたという。

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2008年12月12日、中国の航空業界ではすでに民間航空会社2社が営業停止に追い込まれるなど、金融危機による景気停滞が業界に大きな影響を与え始めている。こうした状況の中、民間航空会社・春秋航空公司の王正華(ワン・ジョンホア)董事長は「会社の危機を乗り切るため、すでに管理職の給与の3分の1をカットした」という。解放網が伝えた。

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今年の業績について、王董事長は「上半期はまずまずだったものの、下半期、特に11月以降は金融危機の影響で大きく悪化した。乗客確保のため多くの航空会社が利益を無視した100元(約1400円)程度のチケットを販売するなど、乱売合戦に発展。これが経営を圧迫した」と話す。

春秋航空の今年の年間売上高は前年比10%増の16億元(約224億円)程度に達する見込みであるものの、利益は大幅に減少。10月までの利益は前年同期比70%減で、11月以降はほぼ毎日赤字の状態が続いているという。

同社は来年、エアバス社のA320旅客機を4〜5機増加させる計画だったが、王董事長は「今後の状況次第」と計画の見送りを示唆するとともに、管理職の給与カット以外にも8つのコスト削減委員会を成立させ、今回の危機を乗り切るための対策を検討中だという。(翻訳・編集/HA)

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