<中華経済>衣料品輸出が急減、国内販売強化で危機乗り切り狙う―中国

Record China    2008年12月15日(月) 8時31分

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12日、北京市の人民大会堂で、東莞市の衣料品メーカー・浩亨社が見本市を開催した。経済危機による輸出落ち込みを国内販売強化で乗り切ろうとする試みだという。写真は広東省仏山市の靴工場。不振のため操業停止となった。

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2008年12月12日、北京市の人民大会堂で、東莞市の衣料品メーカー・浩亨社は見本市を開催した。経済危機による輸出落ち込みを国内販売強化で乗り切ろうとする試みだという。13日、中国新聞社が伝えた。

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2008年、中国では北京五輪が開催され、国民は大国・中国の復活に酔いしれた。しかし、その華やかな光景の裏では、中国製造業は人民元や労働コストの上昇、輸出払戻税の引き下げに悩まされ危機を迎えていた。さらに問題に拍車をかけたのが世界的な経済危機。欧米企業からの注文は最盛期と比べ3分の2にまで落ち込んだという。広東省の繁華街では輸出向け衣料品が一着わずか1元(約13円)でたたき売られているケースもあるという。

今年1〜11月の衣料品関連輸出額は1087億ドル、前年同期比で3.1%の成長で、その伸び率は大きく鈍化した。今年11月には7年ぶりとなるマイナス成長まで記録している。経済危機の底が見えぬなか輸出の回復は望めず、珠江デルタの衣料品製造業は国内販売に唯一の活路を見出している。(翻訳・編集/KT)

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