中国の改革開放30年、北朝鮮に大きな刺激―韓国メディア

Record China    2008年12月15日(月) 23時23分

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15日、中国の改革開放は北朝鮮にとって大きな刺激となったが、北朝鮮が全面実施する可能性は今のところわずかだと韓国メディアが報じた。写真は北京の繁華街・王府井に出現した「改革開放30年の回顧展」。

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2008年12月15日、韓国聨合ニュースは、中国の改革開放は北朝鮮にとって大きな刺激となったが、北朝鮮が全面実施する可能性は今のところ非常にわずかだと報じた。四川新聞網が伝えた。

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それによると、中国が改革開放路線を歩みだした初期の頃、北朝鮮は中国を裏切り者扱いした。80年代末から90年代初めにかけて東欧の社会主義政権が次々と崩壊すると、中国は北朝鮮に改革開放路線を歩むよう忠告。北朝鮮は当時これに耳を貸さず独自の社会主義を貫くと宣言したが、時間の経過とともに中国の改革開放路線を認めるように。91年には北朝鮮にも経済特区が誕生し、一部地域における改革開放が始まったが、それらの手法は全て中国に倣ったものだった。

記事は、北朝鮮が改革開放を実現する鍵は、米朝関係にあると指摘する。今年10月には米国が北朝鮮のテロ支援国指定を解除、北朝鮮の核放棄に向けた検証計画についても合意し、関係改善の兆しが見えた。だが、金正日(キム・ジョンイル)総書記の健康状態悪化説がささやかれると、政権維持で精一杯になったのか、北朝鮮はまるで時間が逆戻りしたかのような閉鎖的な行動が目立つようになった。

さらに、今の政権下では改革路線転向はありえないが、「金正日後」の政権を誰が握るかにもかかっていると指摘。若い世代に政権が渡れば路線転向する可能性は非常に高いと予測した。(翻訳・編集/NN)

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