ラサの3大寺院に消防部隊創設―チベット自治区

Record China    2008年12月18日(木) 13時2分

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16日、文化財や貴重な建築物、僧侶たちの安全を火災から守ることを目的に、チベット自治区消防総隊が15日、ラサ市の3大寺院に消防隊を正式に創設した。写真は05年、同市デプン寺とセラ寺の「雪頓節」。

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2008年12月16日、新華網によると、チベットの貴重な文化財や建築物、僧侶たちの安全を火災から守ることを目的として、チベット自治区消防総隊が15日、ラサ市の3大寺院に消防大隊を正式に創設、チベット最大の寺院であるデプン寺で消防大隊の創設セレモニーが行われた。

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セレモニーの席でドジェ・ツェリン(多吉澤仁)自治区副主席は、「消防大隊が創設されたことで、消防対策が不十分な寺院が火災にさらされ貴重な文化財が失われる危険性が大幅に減った」と述べた。今回、消防大隊が創設された3大寺院とは、ラサ市内のデプン寺、セラ寺、ガンデン寺の3寺院。いずれもチベット仏教最大の宗派である仏教ゲルク派の寺院で、デプン寺は1416年の開基。河口慧海や多田等観がチベット仏教を学んだことでも知られるセラ寺は1419年開基。ガンデン寺はゲルク派の創始者であるツォンカパによって1409年に開基された。

消防大隊の創設は、各寺院の僧侶たちからも歓迎されているといい、同自治区消防総隊によれば、今後チベット内の規模の大きな寺院でも創設していくことになっているという。(翻訳・編集/岡田)

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