Record China 2008年12月19日(金) 0時57分
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16日、マレーシア在住の華僑が、中国建国時に父親が広東省広州市の地中に隠した巨額の財宝を採掘可能かどうか、同市の関係部門に確認しているという。写真は広州市。
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2008年12月16日、金羊網によると、マレーシア在住の華僑、劉(リウ)さんは、父親が解放(1949年の中華人民共和国の建国)時の混乱で広東省広州市を追われるようにして逃げた際、巨額の財宝を地中に隠したことを知り、同市の関係部門に対し「発掘が可能か、財宝は誰のものになるのか」などを確認しているという。
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劉さんの父親は広東省で金や銀の売買を手広く手がけ、解放前の最盛期には東南アジア一帯の商売をほぼ独占していた。解放後、当時の特殊な歴史的背景から、父親は厳しい批判を受け、一家で香港に逃げた後マレーシアへと移り住んだ。
数十年が経過し、他界する直前に父親は、劉さんに「広州市から逃げる際、大量の金や銀、絵画、書などの財宝を地中に隠した」と打ち明け、具体的な隠し場所を示したという。劉さんがその後、密かに広州市を訪れて財宝の隠し場所を確認したところ、現在は繁華街の道路になっていることが判明。
すでに80歳を超える高齢の劉さんは「財宝は現在の価値で100億元(約1300億円)は下らないだろう」とし、「実際に財宝があるのかどうか、発見された場合誰のものになるのかなどが知りたい」と話している。
相談を受けた同市の華僑事務室では「財宝が誰のものになるかの判断は難しい」としているが、ある弁護士は「埋められている場所や物の内容、特徴などを正確に指摘できれば劉さんのものになるだろう」との見方を示している。(翻訳・編集/HA)
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