金融危機でパンダ値下げ、レンタル料が半額に―米国

Record China    2008年12月21日(日) 7時16分

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19日、中国野生動物保護協会と米カルフォルニア州のサンディエゴ動物園との間で持たれていたパンダのレンタル料をめぐる話し合いが、先ごろまとまったことが明らかとなった。写真は04年にアメリカから中国に戻ったパンダ「華美」。

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2008年12月19日、中国新聞網によると、中国野生動物保護協会と米カルフォルニア州のサンディエゴ動物園との間で持たれていたパンダのレンタル料をめぐる話し合いが、先ごろまとまったことが明らかとなった。

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記事によると、サンディエゴ動物園にいるつがいの成年パンダ「白雲」(バイユン)と「高高」(ガオガオ)のレンタル料が1頭につき年間100万ドルから50万ドルに減額され、レンタル期間も5年延長される。メスの「白雲」は現地で4頭の赤ちゃんパンダを出産、うち「華美」(ホアメイ)と「美生」(メイション)は4歳のころ中国に里帰りしている。まだ幼い「蘇琳」(スーリン)と「珍珍」(チェンチェン)は両親がいる同動物園で一緒に暮らしているが、4歳になれば中国に里帰りするという。なお、「華美」は里帰り後の04年9月にオスの「団団」(トゥアントゥアン)を出産。「団団」は、まもなく台湾に寄贈される予定となっている。

18日、同動物園で挙行された調印式に、中国側の代表として中国野生動物保護協会の趙勝利(ジャオ・ションリー)副秘書長が出席した。趙副秘書長は記者会見で「双方の長い友好協力を考慮し、我々はレンタル料を引き下げることに合意した」と述べている。

サンディエゴ動物園はパンダのレンタル料が高額として、再三値下げするよう中国側に要求してきた。その理由について、同動物園の責任者は「近年、飼育にかかる経費が増加の一途をたどっている上、米国の景気後退によって、動物園の減益が見込まれる」と説明している。(翻訳・編集/SN)

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