元新華社記者、カナダ政府機関から解雇―米メディア

Record China    2008年12月26日(金) 11時53分

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24日、カナダ政府機関に勤務していた中国系カナダ人女性・張海雁氏が、かつて中国国営新華社通信の海外駐在記者であったことを理由に解雇されていたことが分かった。写真は北京の新華社。

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2008年12月24日、カナダ政府機関に勤務していた中国系カナダ人女性・張海雁(ジャン・ハイイエン)氏が、かつて中国国営新華社通信の海外駐在記者であったことを理由に解雇されていたことが分かった。米政府系ラジオ局ラジオフリーアジア(RFA)が伝えた。

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張氏は元新華社通信の中東駐在記者。クウェートに駐在していた時に知り合ったカナダ人と結婚し、中国本土からカナダに移民した。その後、カナダの重要な政府機関である枢密院に勤務していたが、「身元安全調査を受けていない」ことを理由に03年、解雇宣告を受けた。だが、張氏はこれを「差別だ」として労働局に提訴。訴えが認められたため、06年にやはり政府系機関である「Service Canada」に復職していた。

だが、カナダ政府は張氏に対する1年以上の「背景調査」の結果、「カナダ政府の安全に危害を及ぼす可能性が否定できない」として、今年2月に再び解雇した。カナダ警察と情報機関は、「新華社通信の海外駐在記者は現地の情報収集が第2の任務だ」と述べている。(翻訳・編集/NN)

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