小中学校「欠陥建築」、総面積は「鳥の巣」134個分!―中国

Record China    2008年12月30日(火) 8時55分

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26日、中国全土にある小中学校校舎のうち、面積にして3358万平方メートルの校舎に安全上の欠陥があることが明らかになった。写真は四川大地震で倒壊した北川中学。

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2008年12月26日、中国全土にある小中学校校舎のうち、面積にして3358万平方メートルの校舎に安全上の欠陥があることが明らかになった。英BBCの中国語ニュースサイトが伝えた。

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それによると、26日付の中国の英字紙「チャイナ・デイリー」は、中国の路甬祥(ルー・ヨンシアン)全国人民代表大会(全人代)常務委員会副委員長の発言を紹介し「3358万平方メートルは、中国全土にある小中学校校舎の総面積の2.48%に当たり、北京五輪のメインスタジアム『鳥の巣』134個分に相当する」と報じている。

路副委員長は「安全上の欠陥がある校舎の9割が、中西部地域に集中している」と指摘。中国教育部の07年データによると、四川省と雲南省を合わせた範囲では小学校の20%と中学校の11%が「完全に安全ではない」と判定され、そのうち85%以上が最低レベルのDランクに分類されている。しかし、この数字は07年末時点のもの。四川省の統計によると、今年5月に発生した四川大地震によって、同省159県では約1万4000棟の校舎が被災し、相当数が再建築の必要があるとされている。

路副委員長は「農村地区にある小中学校校舎の改修補助を増額すべき」と指摘。同時に「中西部地域にある小中学校校舎の耐震補強工事を重点的に、中央政府が財政面から力強く支援する必要がある」との考えを示している。(翻訳・編集/SN)

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